低周波治療器のコード交換してみた
National製EW6021低周波治療器
何年も前に購入して使わなくなっていたナショナルの低周波治療器EW6021(パナソニックEW6021P)、パナソニックにブランド統一される前のナショナル製ということで、商品自体かなり古いものになります。
放置状態になった理由
使わなくなった理由は専用のパッドなんですよねぇ。パナソニックの専用パッドはロングユーズパッドといって洗えば最高400回繰り返し使えるというもので、薄い金属のシートに粘着性のあるジェルがくっついているタイプですが、これがすぐにダメになっちゃうんですよね。
まぁ、ジェルも400回も使えないわけですが、それよりも金属のシートが致命的にダメです。これは最近購入した互換品なんですが、純正品も同じように金属なのでこんな感じに折り曲がると折り形が付きます。純正品はもっと顕著に形が付いちゃうんですよね。私は低周波治療器はよく寝転んで使うんですが、体を動かした際にパッドを変形させてしまうことが多々ありました。
パッドをはがす際も要注意で、角度をつけた状態でパッドを剥がすとパッドが反ってしまい以後、剥がれやすくなります。一度形が付くと何やっても元には戻りません。折り形が付いたパッドを使うと電気のビリビリとした痛みでとても使えないんですよね。
OMRONのエレパルス用Long Life Pad
いまメインで使っているオムロンのエレパルスはシリコンシートにジェルがくっついたロングライフパッドなんですが、こちらは比較的形はつきにくく長く使えています。
ですがロングライフパッドにも弱点があって、真ん中あたりは弱く、折り曲げると凹み形がついてビリビリしやすくなるんですけどね。ですがパナソニックのパッドよりは遥かにマシです。
因みに、これはずっと使っていたロングライフパッドで、こちらが今回購入したロングライフパッドです。クッション材とジェルの厚みが増して耐久性への改良がされているみたいですね。
そしてこのEW6021は専用パッドを4枚も使うので、頻繁に買い替えとなると痛い出費となります。そんなこんなで使わなくなってたんですが、以前からオムロンのロングライフパッドが何とか使えないかなと考えていました。
問題は端子のサイズでした
そのままだとパッドとの接続端子のサイズが合わないので使えません。以前からコードを交換したいと考えていましたが、オムロンの純正コードを2本買うと安いエレパルス本体が買えちゃうので本末転倒だなぁ・・・と諦めていました。
ところが最近、エレパルスのパッドを購入しようと検索していたところ交換用コードを激安で発見。パナソニックEW6021Pも既に生産終了し、このままだと只のゴミになるだけなので、この機にコードを交換しようと迷わず購入しました。うまくいけばコスパも良くなりナショナルEW6021を使う機会も増えると思います。
本体カバー外して分解
早速、分解していきます。本体を裏返して電池ボックスを開けて電池が入っていないか確認します。電池ボックスの中にはネジは隠れていないようです。本体は裏から5本のネジで止まっています。まずはこのネジから外していきます。
ネジが外せたら次は爪を外していきます。合わせ部分をよく観察すると分かるのですが、爪の位置は少し変わっていて、左右対称ではないようです。爪は7箇所あるので、爪を割らないように慎重に外していきます。
内部構造
本体カバーが外れたら、コードを切らないように慎重に開けていきます。パッドの接続端子のコードはリールで巻き取るようになっています。このリールを取り外さないとコードの交換はできないようなので取り外していきます。
まずはネジ3本で留まっているコードのガイドの蓋を外します。外れたらリールのカバーと基盤を留めているネジ3本を外します。
コード交換の肝はコード巻き取りリール
取り外せたら構造を確認します。構造は意外と単純で、コードはリール内側で金属の端子にハンダ付けされていて、リールのカバー内には巻き取り用のゼンマイが仕込まれています。
片方も外していきますが、ガイドの蓋の形状が若干違っていて、ネジ3本と爪2カ所で固定されています。
リールを取り外したついでにエアダスターと刷毛で埃を飛ばして掃除しておきます。
コードを交換する準備ができたので、コードを交換していきます。まず、購入しておいたオムロン純正エレパルス用コードを加工していきます。コードにはそれぞれの極性があるので、白の端子側に黒のペンで印を付けておきます。
コードの本体接続端子を電工ペンチでカット、被覆を剥がしておきます。
このとき注意しておきたいのは、リールをよく観察すると赤端子のコードと白端子のコードの長さが微妙に違います。リールに取り付ける際に重要なポイントなので長さは合わせておきます。
コードをハンダ付けする前にコードは全てリールから出しておきます。リールの端子にも白の端子側に黒ペンで印を付けておきます。
リールからコードを取り外してハンダ付けします。交換用のコードを端子にハンダ付け出来たらリールに取付て、逆の手順で元通りに組み立てていきます。
オムロンのコードには裂け止めのテープがあるのでカットします。
動作確認
さっそく電池を入れて動作確認してみます。パッドを取付て、腕に張って試してみました。問題なく通電して筋肉がピクピクなりました。成功です。コスパのいいオムロンのロングライフパッドが使えるようになったので、EW6021の出番も増えそうです。よかった、よかった。
DIYは自己責任で
※この動画及びBLOGで紹介した改造はメーカーは推奨していません。また、この動画及びBLOGも改造を推奨するものではありません。あくまで自己責任にて行っています。この動画及びBLOGで生じた如何なる損害・事故も責任は負えません。改造・改修は自己責任にて行ってください。
反面教師のDIY ~剥がれた漆喰壁の補修
剥がれた壁の状態
今回は台風時期に風で大きく剥がれ落ちた漆喰壁をDIYで補修してみました。古い家なので、壁は土壁に漆喰で仕上げられていますが、剥がれた後を見ると、既にだいぶ剥離が進んでいたようです。
白く見えている部分が剥離していたところで、凹んで土壁が露出している所が剥離していなかった為に漆喰が剥がれ落ちる際に漆喰に持っていかれた所なんだと思います。
まだ剥がれ落ちていない漆喰もよく見ると完全に浮いてしまっていました。土壁は凹んだり欠損部分もあるので、壁の補修も必要ですね。
壁の補修の準備する
浮いてしまっている残った漆喰を剥がしていきます。スクレッパーを差し込むだけで簡単に大きな塊が剥がれました。
壁の表面の埃や落ちた壁の残骸を掃除しておきます。隣の駐車スペースも近いので、こまめに掃除しておきました。
まずは土壁の補修
まずは壁の凸凹を壁の穴埋め補修材で埋めて平らにしていきます。作業は保護メガネ、手袋をして行います。作業中、補修材の粉が舞うので吸い込まないよう注意しましょう。
説明書に書いてある量の水を用意しておきます。補修材に水を加えて練っていきますが、水は数回に分け少しずつ加えてます。
はじめは水が足らなくなるんじゃないかと思いましたが、良く練ることで丁度いい固さになりました。ある時点から一気に柔らかくなるので、水の入れ過ぎには注意です。
壁に補修材を塗る前に壁に水を吸わせておきます。土壁は予め水を吸わせることで補修材や漆喰を塗る際、土壁に水分を吸われて施工後の剥がれやひび割れを防止します。ですが、この後失敗に気が付きます。
ここで失敗に気づくんですが、補修材を塗ろうとすると土壁の土が補修材と一緒にコテにくっついて剥がれてくるんですね。厚塗りするところは何とか誤魔化せましたが、薄塗りのところはダメです。補修材がのってくれません。家にあったコテの状態も悪く、滑りが悪いせいもありますが、完全に失敗しました。
実は施工前に色々調べたんですが、土壁に補修材や漆喰を塗る際は予め水を含ませておく方が良いとか、灰汁止めは要らないとか色々書いてあったり、なにも説明が無かったりしてどれが良い方法か良く分からないまま作業に入ったんですよね。
この時はもう、補修材も練ってしまったのでこのまま作業を続けましたが、補修材を塗る前のこの時点で灰汁止め・下地補強の下処理剤を塗っておくべきでした。薄く塗れないので、かなりの厚塗りになってしまいました。
そしてもう一つ失敗してますね。補修材をチョイチョイと塗るだけで終わると思っていたのでマスキングもしていません。補修材が思ったようにのってくれないし、思ってた以上に補修面積が広くなったので柱などを汚したり、はみ出したりしてしまいました。マスキングもしておけばよかったですね。汚れたりはみ出した部分は乾く前に洗い流しました。
補修材が乾くまで一日おいてから灰汁止め・下地補強の下処理剤を塗っていきます。
灰汁止め・下地補強材を塗布する
補修材を塗る際に汚してしまったのでマスキングをする事にしました。まず、マスキングテープを貼り、マスキングテープの上からマスカーを貼っていきます。
次に下処理剤を準備します。下処理剤を塗ることにより土壁からでる灰汁を防いだり、壁面を固めて崩れにくくし、漆喰が塗りやすくなります。説明書の通り始めの1~2回は水で薄めてから塗り、仕上げは原液のまま塗っていきます。空のペットボトルを使えば混ぜるのも楽だし、保存もできるので便利ですね。
脆くなったり弱っている部分にはしっかり染み込ませておきます。1回目を塗ってから半日待って2回目を塗り、1日置いてから3回目に原液を塗りました。
24時間以上乾燥させれば下処理は完了です。壁面は糊で固めたようにカチカチになります。初めから塗っておけばよかったですねぇ。
漆喰を準備する
気を取り直して漆喰の準備をしていきます。今回は乾きが早く工期の短縮、割れにくく綺麗に仕上がりになるという事で漆喰用ボンドを混ぜる事にしました。
容器に漆喰用ボンドを入れ、水を入れていきます。このとき、漆喰用ボンド+水の量が指定された水の量になるようにします。
よく撹拌し、漆喰を投入します。漆喰を投入したら触らず3分~5分ほど放置して漆喰に水を吸わせます。
漆喰が水を吸ったらヘラなどでコネていきます。途中、面倒くさくなったので手でコネました。結局手でこねるのが早いですね。
漆喰のダマがなくなったら撹拌機で更にコネていきます。粉の状態からいきなり安物の撹拌機を使うと壊れるらしいので、これくらいから使うのが良いみたいです。
しっかり練ってホイップクリームみたいになったら乾燥しないよう、ラップやビニールで包んで一晩練り置きします。
コテ板をDIYで製作する
漆喰を練り置きしている間にコテ板をDIYで作ります。頻繁に使う道具でもないし、買うと結構な値段するので、家にあるものを利用します。ちり取りでも十分ですが以前、プレハブを修理した時のアルミ複合版の端材を使う事にしました。
アルミ複合版は発泡ウレタンをアルミで挟んだ板で、軽くて強度もあるのでコテ板の材料としては十分でしょう。気軽にカッターナイフで加工できるのいいですね。
取っ手は家に転がっていた木の端材をホットボンドで接着。念のため負荷のかかる部分には釘も打っておきました。
下塗りの準備
いよいよ漆喰を塗っていきます。今回は四方全部をマスキングしていきます。
マスキングテープは壁面から漆喰を塗る厚みぶん、数ミリあけて貼っていきます。
今回、壁の補修作業をするにあたって新たに脚立や足場台を買うかかなり迷いましたが、結構な値段するので諦めました。コテの長さもあるし、ギリ届くかなぁと思ってたんですが、やっぱりこれが失敗の要因の一つとなりました。安心安全な作業が第一で、ケチる所じゃないのは分かっているんですけどねぇ。
練り置きしていた漆喰の固さを調整していきます。少し水を足すだけであっという間に柔らかくなるので、水の入れ過ぎに注意しながら調整しました。
ですが、正直素人には耳たぶより少し柔らかいくらいとか言われても分からないんですよねぇ。このときは大分柔らかくしたつもりだったんですが、結果的にもう少し柔らかくしておけば良かったなぁって思います。
漆喰が準備できたらお玉でコテ板に適量のせます。職人さんがやっている例のあの動作ですね。
コテ板の上で使う量だけ分けておきます。
コテ板を90度~120度くらいまで起こしながらコテをスライドさせて漆喰をコテにのせます。漆喰をコテにのせるときに手首のスナップを効かせるのがコツです。
一見難しそうに見えますが、漆喰はセメントなどより粘りがあるのでコテ板から簡単に落ちたりしません。職人さんのように格好良くはいきませんが、漆喰塗りの醍醐味、職人気分が味わえます。
下塗り(1回目)
いよいよ漆喰を壁に塗っていきます。1回目の下塗りは仕上がりを気にせず、壁全体に擦り付けるように薄く塗っていきます。今思えば、ここでもしくじってますねぇ。漆喰がカメラアングルなどの準備や作業中に硬化が進んで少し固くなってしまってます。そのせいで漆喰が薄く伸びず、見ていても塗りにくそうですよね。
中塗り(2回目)
1日置いてしっかり乾燥させてから2回目、中塗りをしていきます。中塗りは漆喰面が平らになるよう凸凹に気を付けながら塗っていきます。実はこの段階で失敗を確信しています。最初の補修作業で無理やり補修材を塗ったので、補修跡に厚みが出てしまい思った以上に凸凹になっています。凸凹を無くすために大分厚塗りになってしまいました。
途中で手袋をしていないのに気付いて手袋をつけました。漆喰は強いアルカリ性なので、手袋をしていないと肌がカサカサに荒れちゃうんですよね。このあと更に失敗は続きます。
上塗り(仕上げ塗り 3回目)
3回目、仕上げの上塗りは3日ほどあけて作業しています。ひび割れ防止のため、漆喰面に霧吹きで水気を与えて仕上げ塗りの漆喰が水分を持っていかれないようにします。
動画には映っていませんが、上塗りの漆喰に漆喰油を加えました。漆喰油を加えると3年程度、汚れが付きにくく、防水・ツヤ出し効果が続くらしいです。 仕上げの上塗りは、とにかくコテ痕を消しながら滑らかで平らな面を目指して塗っていきます。下塗りと中塗りの失敗を踏まえて漆喰はかなり柔らかくしたんですが、ここでも失敗。作業に夢中になり過ぎて時間をかけ過ぎてしまってます。時間をかけ過ぎたせいで漆喰が徐々に固くなっていて漆喰面が滑らかさに欠けています。 頻繁に脚立を上り下りして漆喰の固さ調整をする手間を惜しんだ結果、このあと後悔することになります。
上塗りが終わったら漆喰が固まる前にマスキングを剥がします。DIYでワクワクする瞬間ですね。作業が終わっらたら漆喰が完全に乾くまで1週間は漆喰面が雨などで濡れないよう養生しておきます。
補修作業完了
補修が完了した壁がこちら。
一見きれいに仕上がっているように見えますが、近くで見ると凸凹が残っていたり、ヒビも出ています。ヒビの原因としては部分的に厚塗りになってしまったこと、漆喰の固さ調整の失敗、作業に時間をかけ過ぎたこが主な原因じゃないかとおもいます。ヒビは時間を見て上から薄く漆喰を塗って誤魔化そうかと思っています。仕上がり的には足場台があれば壁の上の方まで楽に届いて仕上げも綺麗になったと思います。なにより足元が安定して大きな動作で塗れるます。漆喰の固さ調整や補充のための上り下りも楽になったかもしれません。
今回経験を積んだことで次回はもっと上手く綺麗に仕上げられると思います。機会があればリベンジ頑張ります。
長期不動のS2000を公道復帰
公道復帰の準備としてバッテリーの交換とバッテリーチャージャー接続を行っていた、長期不動状態のHONDA S2000 AP-1 を点検・整備そして車検を受けました。
今や映画やドリフト人気、アメリカの25年ルールの影響もあって、JDMとして日本の旧車が大人気となっています。旧車には最新型では味わえない操作性や乗り心地、いじる楽しみもあって日本国内でも興味を持っている方は多いと思います。興味はあるけど気になるのはやはり維持費。車のメンテナンスにあまり詳しくないという方には購入の大きな壁になっているはず。そこで今回、公道復帰するにあたり交換した部品や掛かった費用などを簡単にご紹介します。
長期不動状態のS2000の状態
車の状態としては、前回車検に出してから2回程近所を流した程度で、エンジンをかける回数も少な目でした。当然バッテリーも上がり、車検も切れ、ガレージで冬眠状態に。久しぶりにエンジンをかけようとしたところセルは回るけれど初爆は無し。ジャンプスタートでもダメ、ヒューズ関係も問題なし。一番疑わしいのは旧車の定番、フューエルポンプの故障です。
フューエルポンプの交換手順とリスク
フューエルポンプの場所や交換方法も調べて知っていましたが、車いじりに詳しくない私には敷居の高いものでした。まず、古くなった満タンのガソリンの処理、火災などリスクの高さ、フューエルポンプにたどり着くまでの作業工程など、超素人がガレージ内でDIYするには無理があると感じました。
ちなみに、フューエルポンプの交換はトランク内の内張を剥がし、フレームを露出させます。次にシートのヘッドレストの隙間に潜り込んでリアトレイを外し、トランク側から抜き取ります。
フューエルポンプのカバーを外せばフューエルポンプのユニット上部が現れます。ボルト9本を外してフューエルポンプのユニットを取り出します。レビューを見ても皆さん大変苦労して交換されているようです。作業の手間を考えるとDIYより専門業者に依頼した方が良いかもしれません。信頼できる業者でサードパーティー製のポンプに交換してもらうのがコストパフォーマンス良いと思います。
20年経過した交換部品の状態
S2000をディーラーに渡して2週間ほどで帰ってきました。ディーラーに持ち込みの際、交換部品の取り置きをお願いしておきました。戻ってきたのはフューエルポンプ回りとインジェクション4個、フローターなどは使い回しですかね。故障の原因はやはりフューエルポンプだったようです。保管時にガソリンは限界まで入れ、錆防止のケミカルも入れていましたが、白いプラスチック部品は茶色く変色し、ポンプ本体は金属部分が錆びに覆われていて20年の歳月を感じさせます。
交換部品の様子を見るため、フューエルポンプは分解できる部品を取り外していきます。経年劣化が心配なのでプラスチック部品を割らないよう、慎重に外していきます。コネクタの爪が外れなくて手間取りましたが、何とか外れました。ホースクリップを外してねじりながらポンプ本体を引き抜きます。取り外すと想像以上にポンプに錆が出ていました。ポンプに付いているフィルターを振るとガサガサと音がします。明らかにフィルターの中に錆が溜まっています。フィルターの開口部から出してみると、驚くほどの錆びの粉が出てきました。タンク内の錆が心配になりますが、大丈夫なんでしょうか。ディーラーに整備を頼んでいるので大丈夫だと思いますが・・・。
インジェクションは変形や破損はありませんが、黒く焦げたような痕があり、ノズルは古いガソリンで汚れていました。(※錆びの粉は袋に一緒に入れていたフューエルポンプから出た錆が付着した物です)
部品は洗浄して保管
部品はパーツクリーナーで洗浄しておきます。状態を詳しく見る為ということもありますが、今後修理の際の参考になるかもしれないので綺麗にして保管しておきます。それにしても20年分の錆は凄いですね。外したプラスチックパーツとインジェクションも軽く洗浄しておきました。
洗浄したパーツはこんな感じです。ユニットのプラスチック部分は劣化も見られず、比較的状態は良いみたいです。丁寧に洗浄すればもう少し汚れも落ちると思います。
問題のポンプ本体は、ワイヤーブラシ使わないと綺麗になりそうにありません。通電確認して分解しようと思っていましたが、これ見てやめました。
赤茶に染まったフィルターは綺麗になりませんでした。インジェクションは見た目綺麗になりました。精密部品なので再利用できるか分かりませんが、一応取っておきます。その他、プラスチック部品やコネクタは劣化もなく問題なさそうです。
今回の整備で支払った金額の内訳
今回、5年間眠っていたHONDA S2000を点検・修理、車検をホンダ直営のディーラーに出してかかった費用です。
内訳は、保安確認検査料8,800円、24か月定期点検24,035円、ブレーキメンテナンスキットD1,870円、ヘッドライト焦点1,870円、インジェクターパッキンセット4個57,640円・技術料6,270円、フューエルポンプセット48,620円・技術料8,360円、ストレーナーセット5,093円、リテーナー2個506円、ブレーキオイル0.7ℓ1,439円・技術料4,180円、エンジンオイル4.8ℓ14,582円、オイルフィルターカートリッジ1,375円・技術料2090円、ドレンプラグ77円。
各サービス費用の合計金額は、部品代115,181円、油脂代16,021円、技術料55,825円、検査代行手続料11,000円、検査・点検・整備代金合計198,027円。
重量税37,800円、自賠責21,550円、印紙代等1,000円、諸費用等合計60,350円。
その他22,640円。
トータル281,017円(※割引含む、レッカー代・仮ナンバー申請・希望ナンバー取得費などは含みません)。
前回の整備で支払った金額の内訳
ちなみに、前回(といっても2015年ですが・・・)の点検・整備、車検を同じホンダのディーラーに出した時の費用です。
保安確認検査料7,020円、24か月定期点検19,440円、ブレーキメンテナンスキットD1,836円、ヘッドライト焦点1,944円、ソフトトップコントロールユニット18,360円・技術料3,888円、スパークプラグ4個6,480円、右フロントスタビライザー4,212円・技術料2,916円、左フロントスタビライザー4,212円・技術料4,212円、セルフロックナット2個356円、フランジナット2個290円、前後フェンダーアーチモール10,368円、スチーム洗浄5,616円、ブレーキオイル1ℓ2,019円・技術料3,888円、マスターシリンダーセット5,886円・技術料5,832円、エンジンオイル4.8ℓ15,033円、オイルフィルターカートリッジ1,350円・技術料1,944円、ドレンプラグ2個74円、ドレンプラグ43円、ギヤミッションオイル1.5ℓ1,911円・技術料1,944円、バッテリー8,260円、ブレードラバー756円、ブレードラバー864円、タンクのガソリン抜き取り12,636円、ガソリン代4,000円、サイドランプ取り替え2箇所1,944円、リムバルブ4個516円、前輪タイヤ2個47,174円・技術料3,888円、後輪タイヤ2個52,876円、廃タイヤ処理代4個648円。
各サービス費用の合計金額は、部品代168,561円、油脂代18,963円、技術料78,732円、割引4,336円、検査代行手数料10,800円、合計272,720円。
重量税32,400円、自賠責28,780円、印紙代等1,100円、合計62,280円。
トータル335,000円(※消費税率8%の金額となります)。
少しでも安く維持したいけど・・・
タイヤは一番安いタイヤでもディーラーで交換するとやはり高い。タイヤ専門店で同じものなら1~2万円は安く買えると思います。オイル交換もDIYすれば技術料もいらないですし、オイル代も安く上がります。バッテリーはカーショップで買えば同じ金額でも高性能なバッテリーが買えますね。前後フェンダーアーチモールは車検対策用なので純正ホイールの場合必要ありません。スチーム洗浄は必要なし。サイドランプ取り替えはカプラ外すだけで技術料1,944円は高いですね。DIYしましょう。ほぼ満タンの古くなったガソリン抜き取りが12,636円と意外とお高い。でも自分で処理できないので仕方ないですね。
今回はS2000が販売されて20年経っているので、部品があるうちに動くようにしておこうと思ったので多少の出費覚悟で点検・整備に出しました。私は純正部品に拘っているので多少出費は高くなっています。サードパーティー製のものを使ったり、DIYしたりすれば多少出費は抑えられると思います。ですが、スポーツカーは保険料も高いし、やはり古い車を維持していくのはお金がかかります。
1980年代・90年代の車の価格が高騰していますが、マニュアルで名機と言われるガソリンエンジンの車を楽しめるのは今の内かもしれませんよ。旧車に興味のある方の参考になれば幸いです。それでは良いカーライフを。
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【Gadget】JBL QUANTUM600 ゲーミングヘッドセットの開封・レビュー 音響メーカーが本気で作ったヘッドセットを試してみました
普段はlogicool製品を使っていましたが・・・
私は普段キーボードやマウス、ヘッドセットなどはlogicoolのGシリーズを使っています。ヘッドセットはG433を使っていました。LogicoolのG433はゲーミングヘッドセットですが、ピカピカ光ったり、厳ついデザインだったりしないシンプルなデザインで、ファブリック調の落ち着いた質感が気に入っていました。
logicool G433 ゲーミングヘッドセット
Gシリーズの中では比較的安価なモデルですが、値段以上の音質で作業時やテレビの視聴、ゲームに不満無く使っていました。
ヘッドバンドが真っ二つ
ですが、先日の寒波でエアコンの室外機が凍り付いて暖房が効かなくなった室内で、頭に装着しようとしたらヘッドバンドが真っ二つに割れてしまいました。
条件を絞って検索してみた
そこで新しくヘッドセットを購入することにしました。普段ボイスチャットは使わないのですが、動画編集などに必要なのでヘッドセットを使用しています。最近は老舗の音響メーカーもゲーム用機材に本格参入してきていて、音にこだわりのあるユーザーも選択肢が増えているようです。当初買い替えはlogicoolのGシリーズを考えていましたが、価格や仕様の条件を絞って比較検討することにしました。
値段とスペックと・・・
条件はまず価格は1万5千円前後を上限にしました。これ以上だと支払いもきついし、明らかにオーバースペックなので。次にワイヤレスタイプであること。FPSでの音の遅延問題で有線タイプを使っていましたが、私のレベルでは関係なかったですね。あと、ワイヤレスに決めたのは有線タイプだとケーブルの擦れる音が意外と聞こえてしまうから。ゲーム中に「今、何の音?」とか、動画編集中に「今のは雑音?」とか気になります。トイレに行く時や背後の資料を取ったりするときにヘッドセットを外したりコードが引っ掛かったりする煩わしさもありますね。できればマイクが脱着できて落ち着いたデザインなら最高です。
やっぱり人気商品は気になるが・・・
検索していて気になったのはやはりSENNHEISER、RAZER、Kingstonあたりでしたが、SENNHEISERとRAZERは価格や条件が合わずパス。ニューモデルKingston HyperX Cloud II WirelessとONKYO SHIDO(シドウ)はスペック的に最高ですが予算オーバー。
そんな中、気になるヘッドセットを発見。JBL QUANTUM(クオンタム)800なんですが、予算もスペックもオーバー、デザインもチョット派手で好みではありませんでした。ですがAmazon限定商品にJBL QUANTUM600がラインナップされていました。価格もスペックもデザインもほぼ希望通りで、唯一不満点はマイクの脱着ができない事です。現時点でこれ以上条件に合った商品を見つけることが出来なかったのでJBL QUANTUM600を購入しました。
開封とディティール
パッケージデザイン
パッケージ展開
パッケージはかなりサイバーチックでeスポーツを意識したデザインになっています。
同梱品
同梱品は充電用ケーブル、有線接続用ケーブル、無線用ドングル、英語の取扱説明書、そしてヘッドセット本体。ドングルは長さがあり、ノートPCやデスクトップPCに刺した時に邪魔になりそうですね。
外観はこんな感じで、カップから出ているケーブルがザクっぽいけど、派手過ぎずいい感じです。
マシュマロの様なイヤーカップ
イヤーカップとヘッドバンドのクッションはマシュマロのようなしっとり感ある弾力でチョット不思議な装着感ですね。50mmドライバーが内蔵されているイヤーカップ内にはドライバーへの埃の侵入を防ぐため、薄い膜が張られていて、その膜にR・Lの文字が印刷されています。
ヘッドバンドはメモリ付
イヤーカップの位置は調整可能で、引き出したバンドにメモリと数字が刻んであり、メモリごとに止まる手応えもあるので左右のバランスも取りやすいです。イヤーカップのイルミネーションは専用ソフトウエア、JBL クオンタム・エンジンでカスタマイズが可能。
スイッチ類
スイッチ類は左のカップに集中しています。チャットとゲーム音量のバランス用とメイン音量の調整用がダイヤル式となっています。この調整ダイヤルが軽く回ってしまい質感がなく安っぽいですね。マイクのON・OFFは押しボタン式で、長押しするとイルミネーションのON・OFFの切り替えに対応しています。今まで使用したヘッドフォンはスイッチ類が大概右にあったので慣れが必要かな。
回転式のイヤーカップ
回転式のイヤーカップは休憩時に首にかけても邪魔にならず便利。
柔軟性のあるマイクブーム
マイクは800と同じ単一指向性でブームを跳ね上げるとOFFになる機能付きで脱着は不可、マイクの風防は脱着可能です。マイクのブームは柔軟性があって若干の角度調整が可能です。マイク先端部分にライトがついていて、ON状態でオレンジ色に光ります。ヘッドセットを装着したままでもマイクのON・OFF状態が確認できるのは便利です。
マイクがヘッドバンドに干渉
残念なのはマイクブームをMAXに跳ね上げるとヘッドバンドに干渉します。
電源のON・OFFの際にそれぞれ効果音のような音が流れます。ゲームを始めるときに気分が上がるとは思いますが、私には要らない演出ですね。それにしてもJBLの本気が感じられます。
電源スイッチ
これは仕様らしいのですが、電源スイッチがOFFは分かりやすいのですが、ONにするときの手応えがないうえ、バネで押し戻されるように真ん中の位置に戻ってしまいます。一度OFF方向にスライドしてからONにしないと電源が入りにくいのは面倒くさい。
JBL QUANTUM600のスペック
スペックはバッテリーに3.7V/1300mAhリチウムイオン電池内臓、充電時間2時間で最大14時間の音楽再生です。2.4GHzワイヤレス、3.5mmステレオミニプラグ接続に対応していてバッテリー切れでも安心です。ドライバーは50mmダイナミックドライバーを採用、サウンドはJBLのエンジニアによりゲーミング専用にチューニングされています。老舗音響メーカーJBLならではの迫力あるサウンドが楽しめます。
また、没入感あるサウンドのためにデザインされたJBL QuantumSOUNDシグネチャがよりリアルでゲーム展開に有利なオーディオ環境を実現します。専用のソフトウエアJBL QuantumENGINE ™(JBL クオンタム・エンジン)を使ってカスタマイズも可能。最新のJBL QuantumSURROUND™(JBLクオンタムサラウンド)音響テクノロジーでヨコ方向だけでなくタテ方向にも広がる、立体的な音場(おんば)を実現するらしい。
FPSにおいて最も重要なかすかな足音から爆発の轟音までしっかりと再生、壮大なシーンにふさわしいサウンドクオリティと、より正確で有利なポジショニングが可能になるということで期待が膨らみますね。
JBL QUANTUM600ラインアップでの立ち位置
艶あり塗装仕上げのイヤーカップ
JBL QUANTUM600の外観は、イヤーカップは400のデザインを採用していて、メッキ仕上げではなく艶アリ塗装仕上げ、イルミネーション機能も400と同じとなっています。
上位機種と同じヘッドバンド
ヘッドバンドは800と同じものが採用されていて低反発クッションで厚みがあります。イヤーカップのクッションは上位機種800やONEと同じ高級プレミアムレザーと形状記憶の低反発クッションを採用しています。長時間の装着も快適に過ごせそうです。
QUANTUM600はザックリいうとスペック的にはQUANTUM800からアクティブノイズキャンセル機能とBluetooth5.0接続を省き価格を下げた商品ですね。メーカー公式ページには情報が無く、Amazon限定用にメーカーでカスタマイズされた仕様なのかもしれません。デザインやスペック、価格はQUANTUM800と400の中間といった感じで、ラインナップの穴を埋める商品なんですかね。どうしてJBL QUANTUM600が公式のラインナップにないのか不思議です。
専用のソフトウエアJBL QuantumENGINE
JBL公式ホームページ
それでは早速、JBLのHPから専用のソフトウエアJBL QuantumENGINEをダウンロードします。専用のソフトウエアJBL QuantumENGINEはJBLの公式ホームページへいき、メニューのゲーミングから専用ページへ飛びます。スクロールしていくとQuantumENGINEのダウンロードボタンが出てくるので、ここからファイルをダウンロード。ダウンロードしたフォルダの中のJBL_QuantumENGINE_1_5_1_3_x64.exeをダブルクリックしてインストールを開始します。
セットアップウィザード画面で「次へ」を押し、インストールする場所を指定します。インストールする場所を確認したら「次へ」を押し、ライセンス契約画面の「同意します」にチェックを入れ「次へ」を押します。インストールするディスクの容量を確認して「インストール」を押します。インストールが開始されるので暫く待ちましょう。Windowsセキュリティが立ち上がったら「インストール」を押してインストールを完了させます。インストールが完了したらウィザード完了画面になるので「完了」を押してPCを再起動します。デスクトップにJBL QuantumENGINEのショートカットが作成さるので、ドングルをPCに差してからJBL QuantumENGINEのショートカットをダブルクリックして起動します。
JBL QuantumENGINEを立ち上げるとヘッドセット本体の電源を入れるよう要求されます。ヘッドセット本体の電源を入れるとJBL QuantumENGINEの設定画面に変わります。設定画面には多くの情報が表示されています。画面上方にはボリュームやマイクの音量、チャットとゲームの音量バランス、バッテリー残量、接続状況が表示されています。設定メニューは上からイコライザー、RGBライティング、サラウンド、マイク、システムソフトウエア、ヘルプとなっています。
JBL QuantumENGINE 設定画面
イコライザーではBASS BOOST、BASS CUT、CLARITY、FLAT、FPS、HIGH END BOOST、LONG SESSIONの7種から選べます。RGBライティングではそれぞれ発光色や発光タイミングが違うDYSTOPIA、SNIPER、SOUND IS SURVIVAL、SPECTRUMの4種から選べます。また、発光色や発光秒数を編集することもできます。サラウンドではJBL QuantumSURROUND、DTS、サラウンドオフが選べます。JBL QuantumSURROUNDでは耳の位置を細かく設定できる拘りよう。マイクではマイクON時のバランスを設定できます。システムソフトウエアでは言語やバージョンの管理が可能です。ヘルプでは内容に合った専用のQ&Aページをブラウザ表示してくれます。
実際にゲームで試してみた
実際にFPSモードでPUBGを試してみました。銃声などの方向はある程度掴めると思いますが、距離感が少しボンヤリするような・・・。グレネードなどの爆発音は臨場感ありますが、銃声は低音効きすぎてる感じがします。銃撃戦では銃声の出所が分かりづらい。パラシュートで上空からどう聞こえるか試してみました。上空からだと方向も距離も掴みにくいかな。
あまり詳しくない上に使用したことのあるヘッドセットがGシリーズの433だけなので、あまり参考・比較になりませんが50mmドライバーを搭載している分、音の表現力はJBL QUANTUM600の方が優っていると思います。ですが銃声はG433の方が好みです。この辺は好みや感じ方もあるので一概にどちらが良いとは言い難いですね。設定でカスタマイズしながら自分に合った音に仕上げていくしかありません。専用ソフトで簡単設定しか使わず、音楽や映画鑑賞がメインという方には低音に厚みのあるJBL QUANTUM600は良いかもしれません。微かな足音や音の距離・方向がシビヤなゲームをガチでプレイする方は他の選択肢もあるでしょう。
当然、不満点もあります
ワイヤレスでふたつ不便だと感じた点があります。ひとつ目は約10分無音状態が続くと自動的にOFF状態になる事です。ゲームや動画視聴中は問題ないですが、編集作業などで無音状態が続くと、その度に電源をONにしなくちゃいけなくなるのは面倒くさいですね。二つ目はバッテリーが切れると使えなくなる点です。バッテリー内臓タイプなので、充電中は使用できません。使用しないときは常に充電しておかないと不意のバッテリー切れの時は何もできなくなります。これは地味に不便ですね。
新製品も続々発売され、ベストな商品を見つけるのは難しいですが、自分に合ったスタイル、環境、音質などを考慮して、よりベターな製品を探してください。
3M PELTOR Optime 95 ノイズリダクション イヤーマフ
難聴予防に購入
仕事場で担当している作業内容が変わり、精密部品の洗浄作業をすることになりました。大型の洗浄機も勿論使いますが、中型や大きなメガネ洗浄機みたいな小型の洗浄機も使います。小型の洗浄機で部品を洗浄する場合、第一洗浄後エアブローで洗浄液を吹き飛ばしてから第二洗浄するのですが、エアブローする際に高音の「ピーピー音」がします。この高音の「ピーピー音」で耳がキーンとなって、このまま続けると難聴になってしまうんじゃないかと不安になりました。そこで難聴予防策としてイヤーマフの購入を決めました。
イヤーマフと耳栓
イヤーマフや耳栓など雑音対策用品は意外と種類があることに驚きました。耳栓は以前は海外旅行の際、睡眠時に周囲の雑音をシャットアウトするためのものでしたが、今は工事現場や修理工場、生産ラインなどでも当たり前のように使われていてデザインやカラーバリエーションも様々です。聴覚障害や集中力アップのために使用するケースもあり、目的に合ったサイズや形状など選択肢も増えています。
耳栓は使用方法も価格も手軽で使いやすいですが、今回私はイヤーマフを選択しました。その理由として通常は周囲の音が聞こえないといけないこと、頻繁に装着・脱着する必要がある事、作業スペース以外では使用しないこと、手袋をしていても装着・脱着が素早くできることなどがあります。イヤーマフならパッと手に取ってカパッと装着するだけなので手袋をしていても装着・脱着が素早くできます。デメリットとしては耳栓に比べ価格が高価な事、ポケットに入らないので携帯に不便、髪型・ヘルメット・帽子などへの対策が必要、長時間使用していると蒸れてくるなどがありますね。
特殊なものでは軍用のイヤーマフ、ヘッドセットなんてものもあります。軍用やシューティング用のイヤーマフは一定の周波数の雑音は遮断しますが、加えて一旦取り入れた外部音は電気的に処理され、爆発音や発砲音などの爆音は音を抑え、会話や周囲の環境音など情報として必要な音は聞きやすくするようになっています。いわゆるアクティブタイプ(電気式でないものはパッシブタイプ)というヤツですね。ノイズキャンセリング機能とかノイズリダクション機能といわれます。ガジェット好きにはたまらない仕様で、見た目も武骨でカッコいいです。まぁ、価格も張りますし普段使いでは必要のない性能で、デザインも浮きまくり間違いなし。調べれば調べる程欲しくなりましたが、今回は仕事場で使用するのでパス。家で必要になったら購入するかも。
目的に合ったイヤーマフ
前述の軍用など特殊なイヤーマフは一旦置いておいて、一般的なイヤーマフにも目的に応じた物を選ぶ必要があります。ヘッドバンドタイプ、ネックバンドタイプ、マルチポジションタイプ、折り畳み式など形状は勿論ですが、遮断したい騒音のレベルに合った物を選ぶことが一番重要です。遮音性能はNRR(Noise Reduction Rating)で比較することが出来ます。NRRの数値が高いほど遮音性に優れていることになります。イヤーマフによって遮音特性が違い、得意とする周波数帯があるので特性表を確認することをお勧めします。
(ちなみに今回購入した3M PELTOR Optime 95は推奨最大音量は95dbaで21dbの騒音を軽減してくれます)
信頼と実績の3M製
購入する商品を絞るにあたり条件を幾つか設定しました。ヘッドバンドタイプのパッシブタイプでシンプルかつ軽量なもの。勿論、手頃な価格であること。アマゾンで検索して、検索結果から目ぼしい商品を欲しいものリストに登録していきます。商品の数が多いのでザックリ見た感じでチェック、その後チェックした商品をじっくり比較しながら絞って行きます。
幾つか残った候補の中から選んだのは信頼と実績の超メジャーメーカー3M製。工場やDIYで修理・メンテナンスなどをやったことがある方なら必ず一度は目にする3Mのロゴ。工業用品や資材メーカーとして世界で採用されています。
PELTORとは?
PELTOR社とは1950年にスウェーデンで創業した聴覚保護機能を有した通信機器メーカー。2007年当時PELTOR社を傘下に収めていたAearo Technologies社を3M社が買収しました。そのため現在は一般工業用途のみならず、軍用用途、航空用途など、世界中の様々な業界にPELTORを冠した製品を3M社が供給しています。PELTORがシューター用、軍事用、工業用など様々な使用環境で培ったノウハウをいかしたラインアップ、それが3MのPELTORイヤーマフです。
クラシカルでシンプルなデザイン
検索結果から絞った数ある3M社製のイヤーマフの中からPELTOR Optime 95に決定。シンプルなデザインで軽量、価格も手頃なのがいいですね。対応する音域が一般的な工場内作業を想定した推奨最大音量95dbaで21dbの騒音を軽減してくれるということが決め手となりました。日本国内で入手できるカラーは白なのですが、クラシカルな印象のベージュが欲しかったので海外バイヤーから購入しました。
ディティール
赤い3Mのロゴと黒のOPTIME95の表示がいいアクセントになっていてプロっぽいですね。軽いしベージュは女性が装着しても可愛いと思います。ヘッドバンドの針金は見た目以上に強く曲がりにくく、柔軟性もあるので簡単にはヘタリはこないかなという印象。その分、使い始めはキツイと感じるかも。イヤーカップとヘッドバンドを繋ぐジョイント部分は安っぽさがあり、耐久性に不安が残ります。
耳当て部分のクッションはナイロン製で汚れには強い反面、長時間の使用では蒸れそうです。耳あてのクッションは硬すぎず装着した感じは悪くないと思います。華奢に見えるヘッドバンドも弾力性があり、しっかりと耳を塞いでくれます。カップの中にはスポンジが詰められていてカップの中で音が共鳴することはありません。こんなので遮音性は大丈夫なのかと少し心配しましたが効果てきめん、雑音をしっかりとシャットアウトしてくれます。
耳当てのクッションとスポンジは脱着可能なので水洗いができ、汗をかくシーズンや過酷な現場勤務でも清潔に保つことが出来ます。耳当てクッションやスポンジは別売りで購入することが出来るので長く使用することが出来ます。
ヘッドバンドにはクッション性はほとんどないですが、ビニール製で汚れに強い仕様です。軽い汚れなら拭き取りか水洗いで落とせるので、汚れやすい現場では使用するにはもってこいですね。細かいですが、こんな所にもPELTORのロゴが入っていました。
カップ部分にエンボス成形されたPELTORのロゴが品質に対する自信を表しているようです。3MとPELTORのロゴがカッコいいですね。全体的にはプラスチック感がチープに感じますが、適度なチープ感がレトロっぽくて何とも言えずいい感じ。プロっぽさも感じられて気に入っています。
ポジション調整
カップ一の調整は若干可能です。まずイヤーマフを装着して位置がずれないよう頭頂部をしっかり押さえます。カップをしっかり握り、上下に伸縮させて位置を調整します。位置調整は左右片方づつ行います。調整には少し力が必要です。
締め付けが強すぎると感じる時はしばらくの間ボールや箱などに装着しておくと良いかもしれません。正し、無理をすると破損の原因になったり、緩くなりすぎることがあるので様子を見ながら行ってください。
少し使ってみた感想
耐油ゴム手袋をしていても簡単に装着・脱着できて便利ですね。汚れも簡単に拭き取れるので神経質に扱わなくても綺麗に保てます。エアブローの音は聞こえますが、耳をつんざく「ピーピー音」はしっかりカットしてくれます。人に声を掛けられても大丈夫、人の声はちゃんと聞こえます。私の仕事現場には合った商品のようです。ただ、コロナ禍のいま、マスク+防護眼鏡+イヤーマフ装着となるため、4~5分で耳裏が痛くなってきます。イヤーマフだけなら2~30分は平気でした。価格を含め概ね満足のいく商品かな。
装着の感想は体調や頭の大きさ、耳の位置・形、使用環境などにより大きく異なります。そのため自分に合った商品なのかは商品の特性、仕様を理解し、使用環境と照らし合わせて選ぶことが重要です。できれば実際に装着して確かめることをお勧めします。とは言っても実際に試せるところなんてそうそう無いので、自分に合った物を探すのはホント難しいですね。
魔界風料理作って食べてみた
面白い食材を見かけて衝動買いしたので料理してみました。 魔界風と言っても見た目の色が変わっているだけで味は普通、 特に変わった料理法やゲテモノの類は使っていません。 イベントや子供たちと作業すれば盛り上がると思います。
紫芋のポテトサラダ
赤玉ねぎを水にさらす
まずは定番のポテトサラダを作っていきます。赤玉ねぎを適当な大きさに切って、水にさらしておきます。
紫芋の比較
今回はジャガイモではなく、サツマイモを使います。サツマイモではありますが、いわゆる紫芋ですね。料理は下手なので躊躇なくピーラーを使って皮を剥いていきます。名前の通りなかなかの紫っぷりです。別の種類の紫芋も使ってみます。皮は厚めで外側は白っぽい芋です。同じ紫芋でもこんなに違うんですね。
紫芋をレンジでチンする
紫芋を裏ごしする
裏ごし完成
紫芋は小さく刻んで電子レンジでチンします。茹でたり蒸したりするより断然時短になります。茹でると旨味や栄養が鍋に溶け出しますからね。レンチンは手抜きじゃなく、理にかなった調理法です。柔らかくなった紫芋はザルに移して裏ごしします。裏ごしすると滑らかな口当たりでスイーツ感覚のポテサラになります。
ベーコンを炒める
ベーコンを適当な大きさに切ってフライパンで炒めます。ポテサラにはカリカリベーコンよりシットリ目のベーコンの方が好みなので水分を飛ばす感じで、少し焦げ目がつくまで炒めます。炒めたベーコンを入れることで適度な塩気と香ばしさがたまらないポテサラになるんですよね。
人参、玉ねぎを加える
刻んだ人参を適量加えます。水にさらしておいた赤玉ねぎの水気を切って適量加えます。
塩、胡椒、マヨネーズを加える
塩、胡椒で味を調え、好みでマヨネーズを加えたらムラなく混ぜ合わせます。
ザックリ混ぜる
最後にキューブ状に切った紫芋を加えてザックリ混ぜ合わせて完成です。
紫山芋のとろろ
紫山芋
紫山芋のトロロを作ります。はい、躊躇なくピーラー使いますよぉ。山芋、特にヤマトイモやつくね芋系は形が複雑で皮むきが面倒ですよね。料理下手には難度の高い食材です。
紫山芋の皮むき
なんとか皮むき出来ました。血だらけのグローブみたい。この血だらけのグローブ、いや紫山芋を摺り下ろしていきます。
紫山芋のとろろ
摺り下ろした紫山芋は普通の山芋に比べ少し粘り気が強いかな。でも自然薯みたいに団子になるような強い粘り気は無いですね。艶といい、ネバネバ感といいスライムのようですね。
紫山芋をつみれに加える
紫山芋を後で使う鳥つくねに少し混ぜておきます。鳥つくねは紫山芋の色が残るようザックリ混ぜておきました。
紫カリフラワー
紫カリフラワーを茹でる
サラダの盛付に使うカリフラワーも茹でておきます。葉を切り落として、ひと房ひと房切り分けたら沸かした鍋に投入。しばらくすると魔界っぽいビジュアルで茹であがり。一気にテンション上がります。
魔界風シチュー
鶏肉を炒める
野菜を炒める
具材を煮込む
メインの魔界風シチューに取り掛かります。まぁ、魔界風といっても手順は普通のシチューと変わりませんけどね。ただし、今回はジャガイモではなくサツマイモ系の紫芋を使います。鶏肉炒めて、野菜を投入。しんなりするまで炒めたら水を加え煮込みます。
ルーを割り入れる
牛乳を加える
シチューを煮込む
灰汁を取り除いたら火を止めルーを割り入れしっかりと溶かし馴染ませます。再び火を付けたら牛乳を注いで焦げないよう混ぜながら煮込んで出来上がり。
洋風魔界料理実食
洋風魔界料理
さっそく実食。お見舞いするぞー!
紫芋のシチュー
まずはシチューから。見た目はアレですが、味はジャガイモのシチューに比べ少し甘くトロミの強いシチューといった感じでまぁまぁかな。サッパリ目が好きならジャガイモですね。赤芋は溶けやすいので、煮込み過ぎるとドロドロのシチューになってヤバイ。
紫芋のポテトサラダ
紫芋のポテサラは同じく少し甘くねっとりとした舌触りで、スイーツっぽい。
野菜サラダ
カリフラワーは見た目のインパクトに反して普通のカリフラワーの味。サラダに添えるだけでチョットお洒落に見えます。
イカ墨パスタ
パスタはイカ墨パスタにしました。少しお高いレトルトを使いましたが、イカの生臭さには参りました。イカ墨パスタは今までに何度か食べましたが、美味しいと思ったこと無いですね。普通に買ったレトルトが一番おいしくないっていう・・・。
和風魔界料理
久原の鍋のつゆを入れる
和風も作ってみました。最近は素麺つゆや鍋の素は久原をよく使っています。久原は出汁が効いてて美味いんですよね。
鍋に食材を入れる
鍋に出汁を張ったら食材を入れていきます。実はキノコ好きで、キノコ鍋を良く作ります。赤キャベツや、先に作っておいた鶏肉のつみれも入れます。紫山芋も鍋に入れるらしいので試しに入れてみました。後は適当に食材を追加してます。
灰汁を取りながら煮込む
灰汁を取って暫く茹でたら完成。
紫芋の炊き込みご飯
紫芋の炊き込みご飯
紫芋の炊き込みご飯も炊きあがりました。
和風魔界料理実食
和風魔界料理
紫芋の炊き込みご飯に紫山芋のトロロをかけてとろろ飯にします。卵の黄身に久原の麺つゆを回しかけ、かき混ぜていただきます。味はまぁ、普通です。鍋はつゆのおかげで普通に美味しい。鳥つくねからも良い味出てます。紫山芋はチョット微妙ですね。
魔界風鍋の汁の色
つゆの色は紫に染まっています。
今回は見た目重視で料理を楽しんでみました。味は普通で特に不味くも無し、全て完食しました。
価格:5,158円 |
価格:3,693円 |
CTEK MXS5.0バッテリーチャージャーを試す
【CAR】4年放置のバッテリーは最強のバッテリーチャージャーCTEK MXS5.0で復活できるのか試してみた
我が家のS2000の現状
我が家にあるHONDA S2000は前回車検を通して2~3回近所を流した程度で放置状態になっています。気が付けば車検も切れ、不動車となって4年半が経過しています。普段、バッテリー切れにならないようプラグは外していますが、久しぶりにエンジンをかけてみようとしたところ流石に無理でした。
HONDA S2000 エンジン
車検を受けた時に新しいバッテリーを積んで以来、プラグは外していましたが充電もせずそのままだったので、当たり前と言えば当たり前。新しいバッテリーを購入するか、普段乗っている車に繋いで充電するか考えていましたが、今後のことも考えてバッテリーチャージャーを購入する事にしました。
CTEK MXS5.0 JP
CTEK MXS5.0
いざバッテリーチャージャーを探し始めるとメーカーも様々で、価格も3千円程度の物から数万円と高価なものまでピンキリです。ザっと仕様などを斜め読みしただけですが、機能的にはどれも似たような事が書かれていました。性能や機能には細かな違いがあるようですが、正直よく分かりません。そんな数あるバッテリーチャージャー中でお値段高めのCTEK MXS5.0に決めたのは結局、信頼性でした。
大切な車に繋ぐものだし、場合によっては繋ぎっぱなしになるので信頼性は大事。CTEKは海外のプレミアムなメーカーや高級スポーツカーメーカーも採用しているバッテリーチャージャー、安心感が違います。その分、価格も高めなのは納得です。ただ、価格に見合う性能を発揮してくれるかは実際使ってみないと納得できません。何といっても一番安い商品との価格差は10倍近いですから。
ワニグチクリップ
アイレット
CTEK MXS5.0とアタッチメントはワンタッチコネクターで接続します。アタッチメントは2種類。ワニグチクリップかアイレットが選べます。使用頻度の少ない車両にはアイレットタイプがお勧めです。アイレットで固定しておけばワンタッチコネクタで脱着も簡単、埃の侵入を防ぐゴムキャップ付きで安心です。
取扱説明書
簡単な取扱説明書も同梱されていました。取り付け方法や各ステップの詳細、仕様などが解説されています。日本仕様の正規品なので当然日本語表記です。
収納袋
ナイロン製の収納袋も付いていました。凄くシンプルな接続順のイラスト付きです。
MXS5.0専用バンパーパッケージ
今回はCTEK MXS5.0を落として傷付けたり、ぶつけて大切な車に傷付けたりしないよう、カバーも購入しました。ゴム製なので滑り止めの役割も果たしてくれます。作業中、ボディの上に置いた際、滑り落ちてボディに擦り傷ができたりということも防止できます。
MXS5.0専用バンパー
カバーは取り付けた際に本体にピッタリサイズなので、装着はチョット手こずりました。見た目は頼りない感じですが、熱対策やスイッチ類の操作・視認性を考えるとカバーで覆ってしまうよりこの方が効率的だと思います。
MXS5.0専用バンパー装着
最後のケーブル根元をカバーの穴に通す際に、カバーを引っ張って通すのですが、カバーが千切れそうでチョットビビりました。何とか装着完了。安心感も増しましたが、黒一色になってこれはこれで格好良く気に入っています。
長期放置バッテリー復活!?
サーキットテスターで検電
充電を始める前にバッテリーの状態をサーキットテスターで確認します。メモリを直流「DC」または「V-」エリアの20に合わせ、赤いテスターの針を「+」に黒いテスターの針を「-」に当てます。バッテリーの電圧が正常ならば数値が12V以上を表示し、12V以下ならバッテリーが弱っている証拠、充電が必要です。
充電前の電圧
結果は10.9Vでした。当然ですが、かなり弱っています。早速、実際に充電してどこまで回復するか試してみましょう。
ワニグチクリップ装着
使い方は簡単ですが、手順を間違えないよう注意しましょう。CTEK MXS5.0本体とアタッチメントをワンタッチコネクタで接続します。次にCTEK MXS5.0 の赤いコネクションクリップをバッテリーの【+】に繋ぎ、黒いコネクションクリップをボディアース【-】に繋ぎます。
コンセントを繋ぐ
CTEK MXS5.0の電源コードをコンセントに繋ぎます。接続が正しければ電源ランプが点灯し、間違っていればエラーランプが点灯します。万が一、逆接続してしまってもショート防止の回路が作動してバッテリーとMSX5.0を破損から守ってくれます。
モードボタン
次にモードボタンを押して充電のモードを選びます。モードはバイク、車、寒冷地、リコンデションの4モード。モードを選ぶと2秒ほどで充電を開始します。今回は初めから車のモードが点灯しましたが、次回からは前回選んだモードを自動的に開始してくれます。
ステップランプ
充電プロセスは8ステップあり、【ステップ1】ディサルフェーション、過放電状態のバッテリーに電流・電圧パルスを送り、鉛極板に付いたサルフェーションを分解、バッテリーの容量を回復させます。【ステップ2】ソフトスタート、バッテリーが充電できるかテストします。【ステップ3】バルクチャージ、最大電流でバッテリーに負荷をかけずに80%程度まで急速充電します。【ステップ4】吸収・浸透充電、規定電圧を保ちながらゆっくりと充電します。【ステップ5】分析、バッテリーが充電を保持できるかテストします。【ステップ6】リコンディション、バッテリーの充電能力を回復します。【ステップ7】フロート、規定電圧を保ちバッテリーの電圧を保持します。【ステップ8】パルスメンテナンス、バッテリーの電圧が12.7Vまで下がると14.4Vになるまで充電を行います。
電気を流すだけと思いきや、意外と細かく制御されています。正し、普段注目するランプは2カ所。ステップ4のランプが点灯すればエンジン始動が可能な状態、ステップ7のランプが点灯すればバッテリーは満充電状態となります。今回は満充電状態を目指して充電してみます。長期放置していたバッテリーがどこまで回復するか試してみます。
ステップ3のバルクチャージまでは数秒でしたが、ステップ3バルクチャージからステップ4吸収・浸透充電までは4時間ほど時間を要しました。ステップ4の吸収・浸透充電からステップ5の分析までは約9時間かかりました。各ステップ移行時間はバッテリーの状態により変わります。
ステップ7のランプが点灯し、充電が終わったらCTEK MXS5.0の電源コードをコンセントから抜きます。コネクションクリップは黒【-】から外し、次に赤【+】を外します。
充電直後の電圧充電直後の電圧
充電数分後の電圧充電数分後の電圧
ACC ON時電圧ACC ON時電圧
再度サーキットテスターでバッテリーの電圧を確認します。結果は12.8Vでバッテリーは見事回復したように見えました。ですが、数回サーキットテスターを当てたところ、みるみる電圧が下がっていきます。数分で11.55Vまで下がってしまいました。イグニッションをアクセサリーONの状態にすると電圧は一気に6V付近にまで下がり、室内灯がやっと点くような状態になりました。
やはり4年を超える長期間放置したバッテリーは最強のCTEKバッテリーチャージャーといえど復活は無理でした。一旦はサーキットテスターが12.8Vを示したので、CTEKの充電プロセスは優秀なのかもしれません。
Panasonic caos Blue Battery
Panasonic caos N-60B19L/C7
結局、放置バッテリーの復活は諦めて新しいバッテリーを購入しました。近所のカー用品店でセール中だったPanasonicのcaos N-60B19L/C7 です。Panasonic製カーバッテリーのフラグシップモデルということで通常価格は結構なお値段します。もちろん、安心と信頼の日本製。しばらく乗る予定もないので安い商品にしようと決めていましたが、会員特別価格という魅力にアッサリ負けました。
減液抑制性能&インジケーター
メンテナンスフリーバッテリーということで購入しましたが、どうやら減液抑制性能が高く、液が減りにくいだけでバッテリー液補充は必要なようです。液の補充・交換時期を知らせてくれるインジケーター付きなのは有難いです。Panasonicのcaosシリーズは1万円前後と安くはないのですが、ブログやレビューでも評価の高い商品のようです。オプションでカーバッテリー寿命判定ユニットLifeWINKというのも販売されているようです。
Panasonic caos N-60B19L/C7
HONDA純正バッテリーHONDA純正バッテリー
ネットなら半額程度の激安もありましたが、今回は無料で廃バッテリーを引き取ってもらえるので店頭購入しました。廃バッテリーの廃棄処理は素人では無理そうです。HONDA純正では38B19Lでしたが、今回は60B19Lなのでかなりの容量アップ。重量も増していると思いますが、早さを追及するタイプではないので気にしません。
常時充電で常に満充電をキープ
アイレットを装着
CTEK MSX5.0はバッテリーを車両に接続したまま充電することもできます。S2000はしばらく動かす予定もないので、バッテリーにワンタッチコネクターをアイレットで接続しておきます。ワンタッチコネクターを使えば再度CTEK MXS5.0を繋ぐときも簡単だし、繋ぎっぱなしにしておく時でも安心です。バッテリー残量が分かるインジケーター付きのケーブルもオプションで用意されています。
ワンタッチコネクタ接続
ワンタッチコネクタは延長コードも販売されているので、アイレットで固定したコードに延長コードを繋いでボンネットの隙間からコードを出せばボンネットを閉めておくこともできます。延長コードを使えばCTEK MXS5.0を見えない場所に隠したりフックに掛けたりできるので便利です。私は防塵防滴・熱対策としてボンネットのストライカーに下げたSカンにCTEK MXS5.0のコードを引っ掛けて宙に浮かせた状態で充電しています。
CTEK MXS5.0接続完了
これでしばらくはバッテリーの問題も解決です。