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割れたフォグランプを手芸用UVレジンでリペア


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買い替えではなくリペアする理由

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今回はS2000に装着しているフォグランプの補修を行います。S2000には車外品のRAYBRIGレイブリック)製フォグランプを付けていますが、右側のレンズに大きくヒビが入っています。ヒビはレンズの端から端まで入っていて、完全に割れた状態の様に見えます。このままでは車検に通らないためフォグランプを取り外すか交換する必要があります。

できるだけ装備は現状のままにしておきたいので、何とかフォグランプは取り外さなくて済むようにしたいんですよね。一応、右側のレンズの予備は持っているんですが、RAYBRIGブランドは2021年3月31日をもって終了、STANLEY(スタンレー)ブランドに統一されてしまったうえ、古い製品なので新品の入手は困難になっています。なので、できれば新しいレンズは使わずにヒビの入ったレンズをリペアして使いたいんですよね。そこで、ヒビの入ったレンズをリペアで直せるかチャレンジしてみました。

フォグランプを取り外す

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まずはヒビの入ったフォグランプのレンズを取り外していきます。横の固定用ボルトを六角レンチを使って外していきます。

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次にレンズ背面のネジ6カ所を外してユニットとレンズを分離していきます。組み付けの時に困らないよう、配線や構造を写真に撮っておきます。

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ネジが固着していたりして少し手間取りましたが、無事分離できました。

レンズを外す

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取り外したフォグランプのレンズを外していきますが、レンズはシーリング剤で本体とガッチリ接着されていてビクともしませんでした。そこでダメ元でテストではあまり効果を実感できませんでしたが、ディゾルビット・コントラクターズ・ソルベントをシール材に塗布してみることにしました。

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ディゾルビット・コントラクターズ・ソルベントをポンプに移し替えて本体とレンズの隙間からタップリ注入していきます。様子を見ながらディゾルビット・コントラクターズ・ソルベントを追加注入して2~3日程放置しました。

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結果、シーリング剤にディゾルビット・コントラクターズ・ソルベントが浸透して膨潤したようで、シーリング剤が隙間から見えるようになり、隙間も少し大きくなりました。これなら何とかなりそうです。少し希望が見えてきました。

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ガッチリと接着されている状態は変わりませんが、広がった隙間から歯の治療に使う鈎針の様なものを使ってシーリング材を削り取ることができました。根気よく少しづつ隙間からシーリング材を削り取っていきます。

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再度ディゾルビット・コントラクターズ・ソルベントを注入して数日放置しました。レンズのヒビの隙間が広がり、本体との隙間も更に少し広がりました。レンズを押してみるとシーリング剤からレンズが外れかけているのか少し動くようになりました。再度、膨潤したシーリング材をコツコツ削り取っていきます。

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更にディゾルビット・コントラクターズ・ソルベントを注入して数日放置。今度はレンズ内側に鈎針が入るほどヒビの隙間が広がりました。

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この隙間からレンズ内側のシーリング材を削り取っていきます。できるだけシーリング材を削り取ったので、レンズ内側から押してみました。

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何とか半分が外れました。残り半分も根気よくシーリング材を削ってからレンズを剥がしとることに成功しました。

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レンズが外せたので、残ったシーリング材を綺麗に取り除いていきます。ほとんどシーリング材を取り除けたので、ディゾルビット・コントラクターズ・ソルベントで綺麗に拭き取っていきます。

本体のリペア

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本体はディゾルビット・コントラクターズ・ソルベントを塗布した際に塗装部分に付着し、痛んでいた塗装部分が浮いて剥がれてしまいました。本体は塗装して綺麗にすることにしました。

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浮いてしまった塗装をワイヤーブラシで剥がしました。今回はメッキ部分を痛めたくないのでリスクを避け、古い塗装を全て落とすことはせず下地作り程度のペーパー掛けにとどめました。本体部分は元々凸凹のある表面をしているので、多少の凸凹は気にしない事にします。

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マスキングをしていきます。まずは前面から。マスキングテープを貼り付けて、デザインナイフで形に添って余分な部分を切り取っていきます。

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背面は防水のためのゴムシートから型取りしました。厚紙に形を写したらデザインナイフで切り取ります。

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側面のボルト穴には適当なボルトを付けておきます。マスキングが完了しました。

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早速塗装していきます。サーフェーサーは凹凸を無くすというよりは、色むら無く塗料がのるようにという程度に吹いています。

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目立つ凹凸や液ダレ跡をペーパー掛けして均していきます。

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フォグランプは水が良く当たる部分に付いているので、今回は錆止防止のためシャシーブラックを塗布することにしました。

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マスキングで隠れていた部分は刷毛を使って塗っておきました。

割れたレンズのリペア

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続いて割れたレンズをリペアしていきます。レンズも付着していたシーリング材を全て剥がしておきました。シリコンオフで脱脂してマスキングしていきます。合わせを確認したらマスキングテープで固定して裏から隙間ができないようにマスキングテープを貼ります。

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表面のマスキングはヒビに沿ってヒビから出来るだけ近い場所にマスキングをしていきます。

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割れたレンズのリペアはレジンを使います。レジンには大きく分けて2液タイプのエポキシレジンと紫外線硬化タイプのUVレジンがあります。プロの現場では主に2液タイプのエポキシレジンが使われていると思いますが、今回は手軽で作業しやすいUVレジンを使います。

よくフロントガラスのリペア用に販売されている商品がありますが、あれも使われているのはUVレジンなんです。カーショップで売られているリペアセットは値段も張るので、ハンドメイドアクセサリー用に販売されているUVレジン液を購入しました。

UVレジンにも色々な製品がありますが、サラサラで気泡ができにくく、硬化すると固くなるハードタイプのUVレジンを選びました。レジンは透明度も高く、耐熱性もあります。欠点としては経年劣化により黄色く変色したり、収縮してしまったりします。また、ハードタイプは引っ張りには強いですが、捻じれには弱く、力が加わると剥がれる場合があります。

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同時にUVレジンを素早く硬化させるためのUVライトも購入。リペア面積が小さいのでペン型のUVライトにしました。UVレジンは接着剤に比べゆっくり作業できるうえ、UVライトを当てると直ぐに硬化するので便利です。光量も強・弱が選べ、強で手のひらに照射すると、ほんのり温かく感じます。UVライトは見えない汚れを見やすくする効果もあるので綺麗好きにはお勧めです。

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レジン液は使用前に湯煎しておくと粘度が低くなり、ヒビに浸透しやすくなります。

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湯煎したレジン液をポンプでヒビに圧入する感じで塗布していきます。

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レジン液をヒビに塗布したら気泡を無くすと同時に浸透しやすくなるようにヒートガンで温風を当てていきます。

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仕上げ作業が楽になるように余分なレジン液を拭き取りました。仕上げの研磨をするので、多少レジンが残っていても大丈夫です。レジンが痩せたり入り込んでいない部分にレジン液を塗布します。

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レジン液がヒビに浸透したか、塗り忘れは無いか確認したらUVライトを照射してレジンを硬化させていきます。UVレジンはUVライトを照射すると大体5~10秒程で硬化します。レジンが硬化したらマスキングを剥がしていきます。

割れた部分はレジンをボンド代わりに塗布して接着します。レンズが一部欠損して凹んでいる部分にはレジン液を盛って補修します。

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レンズを研磨する前に余分なレジンはカッターナイフや剃刀の刃で削っておきます。

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レンズを耐水ペーパーで研磨して仕上げていきます。粗目の番手から始めて徐々に細かい番手で研磨します。レジンは比較的削れやすいので#2000くらいから始めてOKです。今回は#2000・#3000・#5000・#7000を使って研磨しました。裏面も同じように研磨します。

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セーム皮で拭いて仕上がりを確認します。正面から見るとヒビはほぼ見えませんが、角度によってはヒビの跡がハッキリと分かってしまいます。

カー用瓶店で売っているフロントガラスのリペアセットにも長いヒビ傷には使用できないと書かれている通りレジンでのリペアはヒビ傷には向いていないのかもしれませんね。

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最後に本体にシーリング材を塗布してレンズを接着します。

リペアした結果

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残念ながらリペアしたレンズはヒビのリペア跡が分かってしまうので車検には通らないと思います。S2000には持っていた予備を取付けてリペアした物は保管しておくことにしました。

 

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高評価シリコーン除去剤を比較テストしてみた結果・・・

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今回はちょっとしたテストをしてみたいと思います。実はS2000フォグランプをリペアしたいのですが、レンズがコーキングで本体に接着されていて外せません。そこでシール剥がし剤やコーキング除去剤を使って外せないかと思い早速検索。
使用する製品の条件としてプラスチックや金属を犯さずコーキングを溶かすもので探してみました。アマゾンで評価の高いコーキング、シール剥がし剤があったので、これらを購入して実際に使用する前に試してみました。

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テストするのは、ディゾルビット社製のコントラクターズ・ソルベント ハンドスプレータイプと、(WAKI)和気産業社製の強力シリコーン除去スプレーPRO、家にあったdufix(ドフィックス) 社製のシール剥がし、同じく家にあったダイソーのシール剥がし液とスプレーです。

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ディゾルビット社製のコントラクターズ・ソルベントの成分はオレンジオイル、高精製ミネラルオイル、非イオン界面活性剤で、メーカーによると天然オレンジオイルを配合していて金属・木材・塗装などの素材は傷めに、グリース・潤滑油・ダクトテープ類・油汚れ・タール・すすなどの汚れを剥がせるとのことです。

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和気産業社製の強力シリコーン除去スプレーPROの成分は石油系溶剤、珪素(けいそ)系溶剤、可塑(かそ)剤、噴射剤で、メーカーによると素早くシリコーンに浸透し、膨潤(ぼうじゅん)させることで落とせなかったシリコーンコーキングを簡単に除去できるとのことです。

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dufix(ドフィックス) 社製のシール剥がしの成分は石油系炭化水素

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ダイソーのシール剥がし液の成分は有機溶剤としか表記が無いので詳細は分かりません。

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ダイソーのシール剥がしスプレーの成分は炭化水素有機溶剤、リモネン、LPGとなっています。

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テスト用の素材はパッケージに良く使われているプラスチックのケースから切り出した板の上にコーキング剤を盛ったものを用意しました。このテスト用のコーキングにそれぞれ塗布して、どれが一番効果を感じられるか試してみます。

 

始めにディゾルビット社製のコントラクターズ・ソルベントを塗布します。

次に和気産業社製の強力シリコーン除去スプレーPRO。そしてdufix(ドフィックス) 社製とダイソーのシール剥がしを塗布します。塗布して30分ほど放置して、それぞれ効果のほどを見る事にします。

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30分放置してみましたが、どの製品も盛ったコーキングの表面やエッヂが柔らかくなったり膨張したりといった変化は見られませんでした。コーキングを盛っていることもあり、放置する時間が短すぎて浸透しきれなかったのかもしれません。タップリと追加塗布して更に1時間放置する事にしました。

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1時間後、それぞれ状態を確認します。

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ディゾルビット社製のコントラクターズ・ソルベントを塗布したコーキングには特に変化は感じられません。そこで、盛ったコーキングをカッターナイフで削り取りました。

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削り取った後にコントラクターズ・ソルベントを塗布し、ウエスで拭き取ってみます。結果、まったく拭き取ることが出来ませんでした。

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次に次に和気産業社製の強力シリコーン除去スプレーPROを塗布したコーキング。4つのテスト素材中、唯一コーキングの周囲が白く曇っていました。少し期待しましたが、やはり変化は感じられませんでした。

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これも削り取って拭き取ってみます。強力シリコーン除去スプレーPROも全く拭き取れませんでした。

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dufix(ドフィックス) 社製のシール剥がしを塗布したコーキングも変化なし。拭き取りテストも全く拭き取れませんでした。

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最後にダイソーのシール剥がしを塗布したコーキング。これも変化も無く、拭き取る事も出来ませんでした。

 

最後に私が希望する使用状況とは異なりますが、除去剤を塗布しながらスクレーパーで削り取ってみます。

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ディゾルビット社製のコントラクターズ・ソルベントはオイルベースなので、滑る感じでコーキングの表面を削り取っていけます。ただし、薄皮一枚コーキングが残ってしまいます。

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和気産業社製の強力シリコーン除去スプレーPROは揮発性があり、コーキングの表面がポロポロと剥げる感じです。そしてやはり薄皮一枚コーキングが残ります。

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dufix(ドフィックス) 社製のシール剥がしはゴリゴリとした感触があり、あまり削り取れませんでした。

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ダイソーのシール剥がしは更にゴリゴリとした感じで、ほとんど削り取ることは出来ませんでした。

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今回のテストの総評としては、結果どの製品も完全に硬化した厚手のコーキング剥がしには効果がありませんでした。

 

メーカーもまず、コーキングはできるだけ削り取ってから使用とか、硬化してしまったコーキングは不可とか、コーキングを溶かす効果はないと書いていますから、今回のテストは本来の使用方法とは異なっているので仕方ないですね。

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dufix(ドフィックス) 社製とダイソーのシール剥がしは、そもそもシール剥がし材なので効果なくて当たり前。効果があればみっけものでしたけどね。

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ちなみに、家にあった油絵具用リムーバーと塗料用ラッカーも試してみましたが、結果は全く変化なし。改めてコーキングの無敵さを痛感しました。

どうやってフォグライトのコーキングを除去するのか、また考え直さないといけません。

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コタツのヒーターをDIYで修理してみた・・・結果・・・


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分解前に再度電源を入れて動作するか確認します。やはり動作しませんでした。

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このヒーターはメトロ製MSF-500Hでした。2012年製、10年前の製品なんですね。そんなに経っていたとは思いませんでした、やっぱり寿命ですかね。

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タツのヒーターが動かなくなる原因として多いのが温度ヒューズ切れです。分解してテスターでヒューズの導通を確認します。ヒーターは長年の埃などで引くほど汚れていたので予め掃除機で掃除しておきました。

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まずはカバーを外していきます。ネジは表に2箇所、サイドに左右2箇所づつ、計6箇所あります。

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カバーが外せたらヒーター部分を分離していきます。ヒーターの分離にはネジ8箇所を外します。

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ヒーターの分離が完了しました。

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今度はヒューズが取り替えられやすいようにコントロールユニットを外していきます。

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コントロールユニットを外したので、ヒューズが見やすくなりました。

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ヒューズは温度調節の近くの白い断熱材の中に隠れていました。

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使用されている温度ヒューズは冨士端子工業製で動作温度が129度のヒューズでした。交換用のヒューズを購入するときは必ず適合するヒューズを購入します。適合規格以外のヒューズを使うと火災や感電などの危険があります。

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このメトロ社製のヒーターの場合、ヒューズの動作温度はここに刻印されてました。

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では、ヒューズをテスターでテストします。ん!?導通してる・・・。

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ファンも導通を確認。

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コントローラーも全て導通してました。

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2本あるヒーターも問題なし。

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後考えられるのはコードとスイッチですね。

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よく観察するとコンセント根元部分に蓋を発見。開けてみると中にヒューズが入っていました。このヒューズも調べてみると導通していました。

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次にスイッチ部分を調べます。コンセントを差し、スイッチを入れて100V来ているか調べます。100V来てますね。スイッチ部分も問題なし。

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最後に本体接続部分です。感電に気を付けながら作業しましょう。ん?

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検査の結果、どこにも異常がないという結果に混乱しましたが、注意深く調べていくと意外な原因が発覚しました。お判りいただけますか?原因はスイッチの動作不良でした。スイッチの接点が動いていません。検査の際に、たまたま接点が動いたのでテスターが反応したようです。どうやら経年によりバネの弾性が弱くなってしまったため、接点の金属板を押しきれなくなったようです。

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バネを取り外し、伸ばして弾性を戻してやります。

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組み付けして試した結果、無事に動作するようになりました。

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ヒーターを仮組して最終テストをします。
ファンも問題なく回り、ヒーターも作動しました。

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これで暫くの間買い替えせず、使えるようになりました。

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タツの修理は電気、熱源を伴う作業となるのでDIYでの修理は十分注意が必要です。
また、補償なども利かないため感電や火災などのリスクも自己責任となります。
不安な方は買い替えかプロに修理を依頼することをお勧めします。



水漏れした水道管をDIYで交換


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今回は放置していた水漏れする水道管をDIYで直してみました。

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水道管を見てみると、漏れている部分だけ直すのは無理そうなので接合部分を全てやり直す事にしました。

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次に継ぎ手部分を接着していきます。

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https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E6%B0%B4%E6%BC%8F%E3%82%8C1-1024x576.jpg数日後、施工したコンクリート面が湿っているのに気が付きました。せっかく施工したコンクリートですが、はつって水道管を確認しました。一日に一滴程度ですが合計3ヵ所で水漏れしていました。

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https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E5%86%85%E5%BE%84%E7%94%A8-1024x576.jpg内径用

https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E5%A4%96%E5%BE%84%E7%94%A8-1024x576.jpg外径用
これはチューブリーマ。パイプの内外径のバリを取るとともにテーパーも付けてくれます。

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少し差し込み具合が足りませんが、気を取り直して次行ってみましょう。
先述したプロ用のボンドを購入した理由ですが、タップリ目にボンドを塗布するので接続箇所が多いと足らなくなる可能性があるのと、素早くタップリ塗布するのに大き目の刷毛が不可欠だからです。
前回使ったのはプラモデル屋さんでよく見かける三角錐の瓶入りタイプで、蓋に小さく細い刷毛が付いたものでした。これだと素早くたっぷりのボンドを塗布できません。プラモデルではボンドは出来る限り少量で接着するのが基本ですが、塩ビパイプの接着はそうではないようです。

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https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97%E6%96%AD%E9%9D%A22-1024x576.jpgボンドの塗り方にも理由があって、構造上パイプは真っすぐですが、継手やエルボは手前より奥が狭くなっています。そのためパイプを差し込んだ際、先端に塗布した余分なボンドは後方へ押されます。継手の手前に塗布したボンドはパイプとの隙間を無くします。こうすることで塗り過ぎを抑え、接着面全体を隙間なく接着し、綺麗に仕上げることが出来ます。

https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E6%89%8B%E9%9A%9B%E3%82%88%E3%81%8F%E3%82%84%E3%82%8C%E3%81%B0-1024x576.jpg手際よくうまくやればこんな感じになります。

https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%9D%90%E3%81%8C%E5%9B%BA%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7-1024x576.jpg結局、差込が浅い部分には念のためシール材を盛っておきました。シール材が固まるまで数日おいておきました。

前回の失敗部分を切断します。はつり作業で傷付けてしまったパイプ部分もカットしました。

https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%8C%E6%B4%BB%E8%BA%8D-1024x576.jpgパイプカッターが使えるところではパイプカッターを使って切断しました。スペースにもよりますが、パイプを固定できない場所でのパイプ切断はパイプカッターが活躍します。

https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AB%E4%BD%9C%E3%82%8A%E7%9B%B4%E3%81%97%E3%81%9F%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97-1024x576.jpg残念ながら水漏れしてしまったパイプを取り外して、新たに作り直したパイプをセットします。作り直したパーツを最終確認して交換の準備をしていきます。

https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E3%81%97%E3%81%B0%E3%82%89%E3%81%8F%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%97-1024x576.jpgここはパイプカッターが使えなかったのでヤスリで断面を整えました。チューブリーマでバリ取りして、ボンドを塗ったら素早く思いきり押し込み、しばらくキープ。カメラアングルやピントを気にしていると失敗してしまいますね。

https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E5%A1%97%E5%B8%83%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F-1024x576.jpg接続部分にはシール材を塗布しておきました。

https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E5%BE%8C%E6%95%B0%E6%99%82%E9%96%93%E6%94%BE%E7%BD%AE-1024x576.jpg交換後、数時間放置してボンドやシール材が固まるのを待ってから水道の元栓を開いて様子見です。前回は交換の次の日にセメントを流し込んだ結果、水圧に負けて水漏れし、せっかく打ったコンクリートをはつる事になったので、今回は水圧をかけてから10日程放置して水漏れが無いか確認しました。全部の接続部分を何度も確認しましたが水漏れはありませんでした。

https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E5%9C%9F%E3%82%92%E8%B6%B3%E3%81%97%E3%81%A6-1024x576.jpgパイプの交換は問題なかったので、はつった部分にコンクリートを打っていきます。前回はコンクリートを厚くし過ぎたので、今回は土を足してコンクリートを薄くします。

https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2022/02/%E7%B0%A1%E6%98%93%E3%82%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%A7%E6%96%BD%E5%B7%A5-1024x576.jpg今回も水を加えるだけの簡易セメントで施工しました。鏝は漆喰壁の補修で使った鏝を代用しています。

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DIYでスマホのバッテリー交換とリフレッシュしてみた


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今回は劣化で膨らんだバッテリーのせいでディスプレイ部分が剥がれてしまったスマホを修理していきます。

スマホの現状とdocomoの補償

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仕事中にバリバリという音と共に剥がれたSONY XPERIA XZ SO-01Jのディスプレイ。家に帰ってよく見てみたらこんな状態でした。どうやらバッテリーが劣化して膨張し、中からディスプレイを押した結果ディスプレイが剥がれてしまったようです。

ケータイ補償サービスって・・・

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私はドコモのケータイ補償サービスを利用しているので、この補償を利用してスマホ本体の交換も可能です。

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ですが、問い合わせてみるとXPERIA XZは古い機種なので修理受付期間も終了していているらしく、同等品と交換となるようです。しかも8250円の料金がかかってしまいます。

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8250円支払って交換できる機種はSONY XPERIA 10 II SO-41A 。2020年6月に発売された比較的新しい機種と交換できるのは嬉しいですが、即決する前にスペックを比較してみました。

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XPERIA 10 II のCPU、Snapdragon 665は魅力的ですが、XPERIA XZに比べカメラの画素数は約半分、防水機能はお風呂非対応、ワンセグ/フルセグには非対応。また、店頭で申し込むと別途料金がかかるうえ、データの移行やアプリ設定にも別途料金が必要となります。結局2万円ちかく支払う事になり機種交換も魅力半減。色々理由があって機種交換はしない事にしました。
(※編集中にXPERIA 10 II が在庫無し・販売終了となり、交換も出来な無くなっていました。)

スマホ修理専門店にも問い合わせましたが、電池交換で1万5千円程度かかるということでした。

 

色々と考慮した結果

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いま住んでいる地域が5Gに対応したら5G対応の機種に買い替えを考えているので、出来る限りお金をかけたくないんですよね。それに古くなったケースを交換するため、新しいケースと保護フィルムを注文したばかりだったんですよね。そこで今回はバッテリーの交換、修理をDIYしてみようと思います。

 

バッテリー交換の手順

作業前の準備

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それでは早速、作業を開始します。SONY XPERIA XZ のバッテリー交換作業は詳しく紹介されている海外のサイトを参考に進めていきます。まずはスマホの電源をOFFにします。

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次にSIMスロットからSIMカードmicroSDカードを抜き取ります。

 

液晶を外す

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いよいよディスプレイを剥がしていきます。通常、このディスプレイを剥がす作業がDIYするうえで最も壊すリスクが高く、手間取る作業のようです。私の場合、運よくディスプレイが剥がれた状態なので、ヒートガンを使う必要がなかったのは不幸中の幸いでした。

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ディスプレイは本体とFPC(Flexible printed circuits フレキシブルプリント回路基板)で繋がっているので注意します。FPCコネクタのカバーを外します。フックで固定されいるので少し外しにくいですが、壊さないよう注意しながら外します。

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カバーが外せたら、コネクタの両端を交互にこじりながら慎重にコネクタを外します。

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無事ディスプレイが分離できました。分解ついでに長年の埃や汚れを綺麗に掃除しておきました。

 

基盤を外す

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今回の修理のメインとなるバッテリーは基盤の下になるので、基盤を外していきます。バッテリと基盤を繋ぐコネクタのカバーを外し、コネクタを外します。

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基盤を固定しているネジ8本を外します。

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ここにもネジが隠れています。薄い銅のシートを破かないように一部剥がしてからネジを外します。ネジの外し忘れが無いか確認して基盤を外します。

 

古いバッテリーを外す

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バッテリーは基盤に両面テープで固定されています。両面テープを剥がすためのタブがあるので、これを引っ張って両面テープを剥がしていきます。両面テープは途中で切ってしまうと、剥がすのにとても苦労することになるので、切らないよう、水平方向にゆっくりと引っ張りながら剥がしていきます。

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無事、バッテリーを取り外すことが出来ました。古いバッテリを確認してみます。バッテリー中央が盛り上がるように膨らんでいました。原因は分かりませんが、膨れているのはバッテリー本体ではなく、バッテリーを包んでいるシートが気体で膨れているようです。それではバッテリーを新しいものに交換していきます。

 

純正バッテリーとの比較

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バッテリーはAmazonで購入。バッテリーと両面テープのセットを注文していたのですが・・・。なぜか欲しかった両面テープは入っておらず、使わない工具セットが入っていました。

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純正バッテリーと比較してみました。一見似ていますが、SONYのロゴや文章の中の索尼(ソニー)の部分が空白になっていたり、二次電池及びバッテリーの安全規格IS16046/IEC62133の表示が無かったり、分解禁止のピクトグラムが安っぽかったり、「へ」が「^」になっていたりと色々怪しいですね。フォントも微妙に違っています。なぜかPSEマーク下だけソニーモバイルと表記してあったりとコピーするのも中途半端でツッコミどころ満載です。

 

バッテリーの交換

新しいバッテリーに交換します。バッテリーをセットし、コネクタを接続しておきます。

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バッテリーを固定する両面テープは家にあったものを流用しました。ガッチリ両面テープで固定しても良かったのですが、何かあった時のために同じように引っ張れば剥がせるタイプの両面テープで固定する事にしました。

まずは仮置きで両面テープを貼る位置を決めます。両面テープを貼る位置は、バッテリーのコネクタに干渉しない位置にします。このとき、両面テープを引っ張る際に掴めるよう、タブをバッテリーより少し出しておきます。

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短い両面テープは基盤に開いた穴の位置を考慮しながら決めます。貼る位置が決まったら両面テープでバッテリーと基盤を固定します。テープや銅シートを元に戻します。あとは分解した時と逆の手順で組付けていきます。

 

剥がした液晶を貼り付ける

最後にディスプレイを固定するための両面テープ兼、防水シールを貼りなおします。

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一部複雑な形状の部分は残し、他を剥がしていきます。ディスプレイを傷つけないよう両面テープに切り込みをいれます。

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切り込みを入れたら要らない部分を剥がします。

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新しい両面テープを貼る前に汚れを落として脱脂しておきます。

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2㎜幅の新しい両面テープを貼っていくのですが、注文しておいた両面テープの量にビックリ。もっと小さい物だと思っていました。しかも先に注文しておいた両面テープがなかなか届かないため、これ2個目です。気を取り直して両面テープを貼っていきます。

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貼り合わせ部分がピッタリと合うよう、余分な部分をカットします。防水シールの役割も兼ねているので、隙間や段差がないよう仕上げます。

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ディスプレイのコネクタを接続してコネクターのカバーを装着したら両面テープの剥離紙を剥がします。

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位置を確認しながら浮いた部分が無いようしっりと貼り付けます。

SIMスロットにSIMカードmicroSDカードを戻します。

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電源を入れて起動するか確認。問題なく起動したのでバッテリー交換は無事完了しました。

 

外観もリフレッシュ

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今回は古くなって割れてしまったスマホケースや保護フィルムも新調しました。スマホケースは熱対策として背面を覆わないバンパーケースにしました。古い機種のため適合する物も少なく、条件に合うものは見当たらなかったので、保護フィルムも併せてアリエクスプレスで注文しておきました。ですが、発送の段階でブラックが無いということで、カラーの変更をせざるを得なくなり、パープルに変更。2週間ほどで商品が到着、意外と早かった。梱包は安定のチャイナポストクオリティ。

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商品の内容としてはバンパーケース、ストラップ、予備のネジとドライバー。ストラップは懐かしさを覚えますね。予備のネジは1個だけ不良がありましたが問題ないでしょう。カラー変更のお礼にと保護フィルムを添付してくれましたが、すでに保護フィルムは別の販売店に注文済だったんですよね。

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別途注文していた保護フィルムはというと、おまけの保護フィルムと同じものでした。しかも5枚。後日届いた3D曲面でディスプレイの端々までピッタリフィットするというディスプレイ用保護フィルムはオマケの保護フィルムと同じ商品で全くのフラット仕上げ。オマケと同じ商品に1,000円以上出してしまったかと思うと腹立たしいですね。流石にこの状況には膝を折ってうなだれました。後悔しても仕方ない、先に進みましょう。

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背面の保護フィルムは形状と貼る位置をしっかり確認します。

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確認したら脱脂しておきます。

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背面の保護フィルムはフイルムを切らないようにして剥離紙の一部を切り離しておくと上手く貼ることが出来ます。

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貼る位置を微調整し、位置が決まったら糊面を露出させた部分を貼り付け固定します。剥離紙を徐々に剥がしながら、ウエスなどで気泡を抜きつつ貼り付けていきます。残ってしまった細かい気泡はウエスを使い、押し出すようにすると大丈夫。

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次にディスプレイの保護フィルムを貼り換えます。古いフィルムを剥がしたら、表面の汚れや埃を拭き取り脱脂します。拭き跡が残らないよう乾いたウエスで空拭きします。
貼り付ける位置と形状を確認したらディスプレイの埃を飛ばして保護フィルムの剥離フィルムを剥がします。慎重に貼る位置を確認し、貼る位置が決まったらズレないようそっと保護フィルムから手をはなします。あとは保護フィルムが勝手に張り付いていきます。
気泡が残ってもガラスならそのうち無くなると思いますが、気泡が気になる方やガラス以外の保護フィルムの場合、ウエスなどで気泡を押し出します。

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最後にバンパーケースの装着。バンパーケースのネジを取り外して、サイズや形状の確認のため一度仮組します。大丈夫そうなら添付されている傷、ガタつき防止のシートを貼り付けます。

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スマホをケースに差し込んで組み立て、最後にネジを締めて固定します。

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いろいろ失敗もありましたが、なんとか修理完了。見た目もリフレッシュしたので、まだ暫くの間現役で頑張ってもらいます。

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久しぶりに宗像大社参拝

youtu.be

先日、久しぶりに宗像大社まで足を延ばしてきました。
七五三と西日本菊花展で少し賑わっていましたが、出店も人出もコロナ以前に比べかなり少なく、のんびりと参拝できました。

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立派な社務所も完成していてビックリ。
御朱印帳は忘れてしまいましたが、梅ヶ枝餅は忘れず購入しましたよ。

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帰りに道の駅むなかたに寄って鮮魚や野菜を買って帰りました。道の駅むなかたには観光客など、多くの方が訪れていて駐車場も結構いっぱいになっていました。規制明けだったので、その影響もあるのかな。

素人が砥石で包丁を研いでみた


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https://eureka4147.com/wp-content/uploads/2021/10/knifes-202109-1024x576.jpg今回は3年前に購入して1回も刃研ぎしていない包丁を研ぎたいと思います。料理は毎日

ガッツリという訳では無く、必要になった時にだけ作っている感じなので、包丁も研いでいませんでした。ですが、流石に切れ味も鈍ってストレスに感じる時があるので、刃を研いで切れ味を復活させたいと思います。

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包丁は以前動画でも紹介した安田刃物さんの源虎徹、三徳包丁です。良く切れると評判でしたが、期待とは少し違った切れ味でした。今回刃を研ぎ直すことで切れ味がどのくらい良くなるかも検証したいと思います。

 

包丁の状態について

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虎徹は両刃ですが、一見片刃に見えるほど片側にはほぼ刃がついてません。購入してから一度も研いでいないので、刃をよく見ると荒れているのが分かります。手で触っても刃が立っていないのが分かります。

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切っ先は包丁ストッカーに差し込むときに欠かしてしまいました。

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ついでに手作り石鹸を切るのに使った100円ショップの包丁も研いでみます。こちらは一度使っただけなので手で触ると刃が立っているのが分かります。
研ぐ前にそれぞれ切れ味をコピー用紙を使って確認してみましょう。

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虎徹は紙に刃が引っ掛かる感覚があり、コピー用紙を引っかく感じで全く切れません出した。

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100円ショップの包丁は少しましですが、引っ掛かりを感じて綺麗に切ることが出来ませんでした。

 

使用する道具

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今回使用する道具は砥石台、シャプトン刃の黒幕2000番グリーン、角度固定ホルダー、霧吹き、面直し用ダイヤモンド砥石400番・1000番となります。

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シャプトン刃の黒幕は砥石の定番ですね。購入したのは2000番です。レビューも多く、アマゾンで人気なのは1000番ですが、少し荒らそうなので中研ぎと仕上げ研ぎを兼ねる2000にしました。ケースは砥石台にもなります。足には滑り止めのゴムも付いています。

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説明書には中研ぎも仕上げ研ぎも兼ねられる、手間いらず時間いらずの、2000の中砥石ですと書かれています。刃の黒幕グリーンは主に中研ぎ用として以下の刃物に適しています。ということで色々な刃物の写真が載っています。その他のところにスウェーデン鋼、モリブデン鋼、ステンレス鋼などの記載もあります。源虎徹スウェーデン鋼なのでOKですね。

 

刃研ぎ前の準備

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それでは刃研ぎ作業に入る前の準備をします。シャプトン刃の黒幕シリーズは使用前に水に浸けておく必要がなく、手早く刃研ぎ作業に入れるのが特徴ですが、初めて使用する際は5~6分水に浸した方が良いらしいので、準備する間、水に浸しておきます。

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滑り止めの濡らしたふきんの上に砥石台を置きます。砥石台の調整は砥石の大きさに合わせて固定部分をスライドさせ、ネジで締めて固定するだけなので簡単です。

 

角度固定ホルダーの場合

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包丁の峰に角度固定ホルダーを差し込みます。角度固定ホルダーはなくても刃研ぎで来ますが、私の様な素人で自信もない方にお勧めです。包丁はしっかりと右手で握り、包丁の根元部分を親指で押さえて包丁が安定させます。

 

角度固定ホルダーを使用しない場合

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角度固定ホルダーを使わない場合、包丁のアゴに親指、峰に人差し指を添え、ハンドルはしっかりと握ります。参考にした動画でも包丁の握り方はいくつかありましたが、しっかりと角度を固定できて安定したストロークで研げれば好きな握り方でいいみたいですね。
また、研ぐ順序も切っ先からでも、刃元のほうからでも良いみたいです。私は刃元から研ぐことにします。

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包丁は砥石に対して45度から60度の角度で構えます。このとき刃の部分だけを砥石に当てるイメージです。

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角度固定ホルダーがない場合は峰と砥石の間に10円玉2枚が入るくらい、約15度の角度をキープします。

 

刃研ぎ

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研ぐ部分に人差し指と中指を添えて、砥石全体を使う様にして包丁を研ぎます。包丁を押し出す時に力を入れ、戻す時は力を入れずに軽く戻します。刃元、刃先、切っ先と数回に分けて研いで行きます。
研いでいると研ぎ汁が出てきますが、この研ぎ汁は流さない様にします。砥石の表面が乾いてきたら霧吹きで水分を加えます。切っ先部分はカーブに合わせ、位置を変えながら研いで行きます。

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包丁が上手く研げていると刃にカエリが出ます。時々包丁を触ってカエリが出ているかを確認します。刃全体にカエリが出ていればOKです。

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包丁の表面を研ぎ終わったら、持ち替えて裏面を研ぎます。刃元は包丁を砥石に対して直角に当てて研ぎます。切っ先、刃先は表面と同じく砥石に対して45度から60度で研ぎます。カエリが出るまで全体を研ぎます。

裏返して砥石と包丁の隙間、約5度から10度くらいの角度で軽く2~3回研いでカエリを取ります。再度裏返して斜めに軽くひとこすりしてカエリを取って仕上げます。

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爪に刃を当ててみて刃が滑らず、止まる感じがあれば刃が立っている証拠です。

包丁を中性洗剤でしっかり洗い、付着した研ぎ汁を落として下さい。包丁が乾いたら、切れ味の確認のため再度コピー用紙で試してみましょう。

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コピー用紙を切る際に引っ掛かりを感じたら、新聞紙などで残った細かいカエリを取ります。

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再度試し切りをしてスムーズに切れたら刃研ぎ完了です。

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それでは同じように100円ショップの包丁も研いでいきます。100円ショップの包丁は一般的なステンレス鋼なので、硬質スウェーデン鋼の源虎徹よりも研げている感覚が強いですね。

 

切れ味を試す

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定番の野菜で試し切り。まずは大根です。源虎徹は包丁が大根に張り付きますが問題なく切断できました。100円ショップの包丁も問題なし。

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人参は100円ショップの包丁が少し切れ味に粗さが感じられました。

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キュウリはどちらも気持ちよく切れました。

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最後にド定番のトマトを切ってみます。完熟トマトではないですが、どちらもさほど力を入れずに薄く切ることが出来ました。

 

刃研ぎの感想

結果はどちらも満足できる切れ味になりました。ですが、源虎徹のほうがスムーズな切れ味だと感じます。100円ショップの包丁は切断していく過程で粗さのような感覚がありますね。材質の違いや刃の厚みなどの違いに起因しているのかもしれません。材質や見た目にこだわらず、こまめに刃研ぎするのであれば100円ショップの包丁でも十分かな。

今回は2000番のみで研ぎましたが、5000番あたりの仕上げ砥石を使えば、もう一段上の切れ味を体感できるかもしれませんね。5000番も欲しくなってきました。初めての包丁研ぎでも切れ味がこれだけ変わるので、これは沼にハマりそうです。

 

砥石のメンテナンス

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刃研ぎの後は砥石の表面を平らにメンテナンスします。砥石に鉛筆で印を付けます。水分を与えたらダイヤモンド砥石400番で砥石の表面を削っていきます。

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鉛筆の跡が残っている所が削れて凹んだ部分になります。鉛筆の跡が消えるまで砥石の表面を平らに均していきます。鉛筆の跡が消えたら1000番で仕上げます。
水分を多めにしないと砥石同士がくっついて離れなくなるので注意です。あとは流水で洗って日陰で乾燥させてからケースにしまって保管します。

 

角度固定ホルダー

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今回は初めての刃研ぎという事で角度固定ホルダーを使用してみましたが、正直ちょっと邪魔だと感じました。2~3回刃研ぎして感覚を掴めば必要なくなるんじゃないでしょうか。保険と割り切って購入してもいいかもしれませんね。

 

まとめ

どんな包丁も研ぐ前と研いだ後の切れ味は劇的に変わります。安いもので良いので砥石と砥石台は持ってて損は無いと思います。自分で研いだ包丁で料理した時に切れ味が良いと、料理が上手くなった気分になります。

 

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